
好きなことを仕事にするという落とし穴
コロナ禍になり、働き方が多様化する日本で、
最近は「好きなことを仕事に」という言葉をよく聞くようになりました。
確かに好きなことを仕事にできたらとても楽しい人生になりそうですよね。
しかし、多くの人がこのキャッチフレーズに騙されています。
よく聞くのが、好きだけど仕事にしてみたら想像と違ったというケースです。
- 『子どもが好きで保育士になったけど、全然懐いてくれないし親御さんとのコミュニケーションが大変で思っていたのと違った。』
- 『車が好きで整備士になったけど、拘束時間が長くて給料が少ないから好きな車が買えない。』
というふうに、好きなことを仕事にすると自分の理想とのギャップが生まれ、ストレスを感じて将来的にいい結果にはなりません。
つまり、好きなことを仕事にするのではなく、やりたいことをするために仕事をすればいいのです。
好きなことが仕事になるとは限らない
好きなことを仕事にするデメリットはもう一つあります。
- 『ゲームが好きだから配信はじめたけど、自分がやりたいゲームを自分のペースでプレイするとファンが増えない。』
ゲームが好きだからという理由で自分が好きなゲームを好き勝手にプレイしてお金を稼げるはずがありません。
そもそも仕事は誰かの為にやることで、自分の好きなようにできる訳がありません。
自分の好きなようにすると、仕事になりません。
生きていく中でやりたい事は変わっていく
10年前にやりたいと思っていた事と、今現在やりたい事は同じですか?
生きていく中で社会や環境の変化によってやりたいことは変わっていきます。
やりたいことは過去の経験からしか選べません。
なぜなら、人間の脳は知っていることしか認識できないから。
知らないことは認識することができません。
ですから、やりたいことを増やすためには、まずは知ることが大切なのです。若いうちに色々な場所に行き色々な経験を積むために行動をしましょう。
やりたいことのために仕事をする
この記事では好きなことを仕事にするのではなく、やりたいことをするために仕事をすることの重要性を書いてきました。
やりたいことのためにする仕事はなんでもいいです。
重要なのは、
- とにかく色々な経験・体験をすること
✔️色々な経験を積むことで知ることができ将来の選択肢が広がります。 - やりたいことに時間とお金を投下すること
✔️やりたいことに時間とお金を投下することで、他の人にはない知識が身に付き、いずれ仕事に結びつく可能性があります。
①と②をこなした後にこれまでの人生の中で一番好きだと思ったものを仕事にすることで人生は豊かになるでしょう。